プロが教える、視力を回復させる50のポイント>メスで切る手術とは、安全なのか？

メスで切るタイプの近視手術は、ＲＫと呼ばれていて
角膜に放射状の切れ込みを入れることで角膜の中央部の形を変えて
近視を矯正する手術のことをいいます。

矯正する近視のどの調整は、切れ込みの線の数や
深さの加減で行っていて、担当してもらう医者の
経験や勘に頼るもので、精度が十分高いものとは、言い切れません。

また、角膜への切れ込みの深さが角膜の厚さの
９０％以上であるため、術後の角膜の強度が低下してしまう
といった難点があるようです。

たとえば、気圧の異なる場所に行くと
視力が変化してしまうのです。

また日内変動といって１日の時間で視力が
変化することも起こります。

もちろん、ＲＫによって良好な視力を得られた人もいます。

しかし、安全性や精度の上で十分といえないため
日本の眼科医はＲＫに積極的には、取り組んでいなかったようです。

このような背景から、ＲＫを日本で実施していたのは
主に眼科以外の先生が多かったようです。

専門知識や技術の不足から
手術の際に、メスを多くいれすぎてしまったり
角膜の中心の近くにメスを入れてしまって
見え具合がかえって悪くなってしまったなどといった
不適切な手術が行われて、結果がよくないというケースが
多く発生したようです。

これによって｢近視手術は危険なんだ！｣
というようなイメージが日本には、強くあるのかもしれません。

治療そのものよりも、医療のシステムに問題があるようです。

今日までにＲＫを受けられた人も少なくないはずです。
現在快適に過ごされている方は
特に心肺はないと思われますがときどきは
眼科などで眼の状態を見てもらうようにしましょう。

また、近視が残っているなど
見え方が十分でないような方に対しては
レーザーの近視手術による追加手術が可能な場合もあります。

信頼できるクリニックに相談してみてはいかがでしょうか。