プロが教える、視力を回復させる50のポイント>物が見える仕組みを知ろう

目に入ってきた光は、角膜と水晶体を通って屈折して
網膜に像が映し出されます。

網膜に映し出された像の情報は
視神経を通じて脳に運ばれて、その情報が脳の中で
映像として認識されるのです。

人の目は、よくカメラに例えられるのですが
まさしく小さな高性能カメラが右と左に２つあるようなものです。

レンズは角膜や水晶体、絞りは虹彩であって
フィルムは網膜にあたるので、フィルム現象は脳で行われます。

目はピントを合わせるために
毛様体で水晶体の厚さを調節します。

また、虹彩で光の量を加減しています。

つまり、オートフォーカス機能も備えているのです。

でも、メガネやコンタクトなどのレンズの助けがないと
網膜にピントが合わない目が合って
この状態を｢屈折異常｣というようです。

屈折異常の中に、近視、遠視、乱視があります。

また、人間の場合は左右の目を同時に使用することができるので
写真にはない空間的な立体感を得ることもできます。

フィルムに写る像と同時に、網膜に映る像も
上下左右が逆さまになっています。

フィルムの場合は、ぷりんと時に反転させることにより
正しい方向にしますが、目の場合は
脳が正しい方向で認識するシステムになっています。

ものが良く見えるとは、カメラにあたる眼球の機能であったり
情報ケーブルの役目をする視神経や
モニターにあたる脳の機能。

これら、角膜から始まり脳にいたるまでのすべてが
正常に働いている！ということです。