プロが教える、視力を回復させる50のポイント>近視の種類は、たくさんだよ〜

小学校高学年〜中学校くらいで始まる近視のことを「単純近視」と呼ぶことがあります。

病気というよりも身長や体と同じで
個人差としてとらえておきましょう。

在学中に発生することが多いので
「学校近視」という名前がつくくらいで
中程度の近視までを指すものです。

ごく一部の近視は、幼児期の段階から始まり進行します。

このような例では眼軸が異常に長くなって
強度の近視になってしまうようです。

強度の近視でもメガネで矯正して１．０に見えれば
単純近視ととらえられますが、メガネをかけてもあまりよく見えない場合には
「病的近視」や「悪性近視」とも呼ぶようです。

眼軸が長くなりすぎると、網膜が引っ張られて薄くなってしまいます。

このため、目をちょっと物にぶつけてしまっただけで
網膜が目底から?がれてしまう「網膜剥離」という
症状を起こすこともあるようです。

このような病的近視の原因もいまだ不明な点が多いですが
遺伝が強く関わっているともいわれています。

また、よく「仮性近視」といわれるものがあります。

これは近視の初期症状と誤解されることがあるようですが
まったくの別物なんです。

仮性近視とは、網様体が異常に緊張して
一時的に目のピントが合わなくなってしまっている状態のことです。

網様体の緊張をとる薬を点眼すると、元に戻るのも特徴です。

視力と屈折についても、ふれておきましょう。

まず視力の目安として、眼科などで視力検査を行って判断します。

これは、輪に割れ目のあるものの
小さい指標が見えれば、みえるほど視力が高いというもの。

ただし、この視力というものはあくまで目安です。

理由は、そのときの体調や部屋の明るさも影響するからです。

また、よく見えていないけれど、なんとなく見えたり
目を細くしたら見えたりなど…

そこで、近視や遠視、乱視の程度などは
「屈折の状態」を調べることで、知りましょう！