プロが教える、視力を回復させる50のポイント>疲れ目は、冷やすor温める

疲れ目には、冷やした方がいいのか温めたほうがいいのか？

答えとしては、どちらでも効果があるのです。

目を温めると、目のまわりの血行がよくなり
疲労物質がとりのぞかれるし、血液から各所に必要な
栄養素が運ばれます。

目を閉じて、熱いおしぼりをまぶたにのせると
「気持ちい〜」ととても気持ちが良いですよね。

気持ちが良いと感じることで緊張していた交感神経から
リラックス状態の副交感神経に替わります。

脳にも全身の健康にも、これはとてもよいことなのです。

冷たいおしぼりを目の上に乗せても、やはり「ふぅ〜」
となって、気持ちが良いものです。

温かいものと違って、なぜ気持ちよく感じるのか説明できないのですが
目の上を一時的に冷やすと、その反動で
やはり血行が良くなるのです。

その結果、温めたときと同じような効果があるのです。

とくに、目が充血しているときや
アレルギーなどで炎症を起こしているときは
冷やすことでこうした状態を改善することができるんです。

なので、どちらを実践しても
自分が気持ちいな〜と感じることができるんです。

いっぽう、ドライアイに関しては
温める方が良いとされているようです。

これは涙の表面を覆っている油膜は、まつげの生え際にある
「マイボーム腺」という小さな穴から分泌されているんです。

この穴が目詰まりを起こして、油分の供給が悪くなっていることがあります。

目を温めると、詰まっていた油が
バターが解けていくような感覚で、油分も溶けていき
ドライアイが改善されるのです。

この涙表面の油膜は、目を乾燥から守るのに
とても大切な役割を担っています。

もし疲れたな〜と思ったら、目を温めるグッズなどで
一休みしてみては、どうでしょうか。